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CFDがわかる!初心者のためのCFD入門

FX取引はしているけどCFDはしていないという人は多くいらっしゃいます。「よくわからない」「株取引でしょ」などという声が聞こえてきそうですが、実はほとんどFXと変わることはなく、取引対象が為替なのか株式指数などかの違いだけなのです。まずはCFDがどんなものか知ってみましょう。この記事ではCFD初心者のための基礎的なことからメリットやデメリット、取引を始める前に知っておくべきことなどを解説していきます。

Article By gong
2024年5月31日 午後15:43

目次

CFDとは「Contract For Difference」(コントラクト・フォー・ディファレンス)の頭文字をとったもので日本語では「差金決済取引」と呼ばれる金融商品を指します。n

【入門】基礎知識

CFDは売買した株式や商品など金融資産の価格差だけをやり取りします。つまり利益がでたら利益分だけを受け取り、損失が出たら損失分だけを支払います。これを「証拠金取引」と呼び、証拠金を預け入れることでそれを担保に取引をし、購入したい株式や商品(金など)の購入金額を全額用意することなく売買が行える仕組みです。
ポイントは購入した金融資産の受け渡しがなく実際に保有することがないことで、少ない資金で大きな資産を運用することができるのです。

現物取引とCFDの違い

現物取引は現物株や商品(金など)を現金で購入した後に実際にそれを保有し、その後値上がりしたら売却するなどして差益を受け取る仕組みです。そのため購入する金融資産の価格全額が必要になります。
一方CFD取引では実際に現物の受け渡しは行わず、差金(売買差額)だけを決済します。実際に株式や商品を保有することなく価格のみをやり取りしているイメージを持つといいでしょう。

FXとCFDの違い

CFDでは株式や株価指数、債券、商品などを売買する差金決済ですが、その対象が為替になるとFXとなります。例えばFXではドル円を購入した場合ドルを買って円を売っている状態ですが、手元にドルが手に入るわけではありませんし希望してもドルが手元に来ることもありません。差金決済をすることが目的ですので現物が必要ないからです。CFDとFXは投資対象が違うだけの親戚のようなものです。
CFDは他の金融商品と比べてどんなメリットがあるのか詳しく見ていきましょう。n

取引手数料が無料

現物の株式や株価指数を取引する場合、基本的に買うときも売るときも往復で手数料が発生します。しかしCFD取引では外付けの手数料は無料です。コストを抑えて取引できることが魅力のひとつです。

レバレッジをかけて取引ができる

CFDは証拠金取引のためレバレッジをかけて取引ができます。レバレッジをかけることで資産の何倍もの金額を取引できるため資金効率が高くなります。CFDでは株式は5倍、株価指数は10倍、商品は20倍までレバレッジをかけることができます。

取引時間が長い

CFDはほぼ24時間取引をすることができます。たとえ株式CFDであっても日本の株式市場が閉まった後も取引可能で、日中に仕事をしている方でも夜間に取引することができることは魅力のひとつです。現物をやり取りするわけではないからこその取引時間の長さです。

売りからも利益を狙える

CFDは現物のやり取りを行わないため売りからポジションを持つことができます。保有していなくても売りから取引ができることで、上昇相場だけでなく下落相場でも利益を狙えるチャンスとなります。n
CFDも金融商品ですのでデメリットがあります。しっかり理解してご自身の投資対象となるのか検討する材料にしましょう。

リスクが大きくなる可能性

CFD取引はレバレッジをかけることができます。少ない資金で大きな金額を動かせる反面、被る損失も大きくなってしまうことも考えられます。資金に対しての適正なレバレッジ、早めの損切り、しっかりとした分析など自己資金を守る方法はたくさんありますので、デメリットをデメリットとしない工夫が必要です。

株式取引との損益通算はできない

CFDで得た利益や被った損失は株式取引(現物)の損益と通算することはできません。例えば株式投資で大きな利益を上げたがCFD取引で同額程度の損失があった場合、損益通算できれば税金はかかりませんが、損益通算はできないため株式の利益に対して通常通りの課税が行われます。投資する割合などしっかり管理するようにしましょう。

株式に比べ情報量が少ない

CFDは現物の株式に比べて得られる情報量が大幅に少なくなります。株式では決算書や四季報、各企業の細かい情報や今後の事業計画など様々な情報が開示されています。これらを基に今後の株価の行く末が予測しやすいメリットがあります。
一方CFDでは日本やアメリカなどの代表的なCFDではある程度の情報が手に入りますが、それ以外の銘柄に対しての細かい情報はまだまだ少ない状況です。
CFD取引を行う上で知っておきたいことをまとめました。あとから知らなかったとならないように確認しておきましょう。

調整額とは

CFDは基となる原資産、つまり現物の金融商品が必ずあります。原資産の価格が変わることにより参照しているCFDの価格も変動しますがその時に価格を調整しなくてはいけません。ここでは3つの調整額について解説します。

金利調整額

金利調整額はCFDのポジションを保有したまま翌日以降に持ち越した場合に付与、または差し引かれる金額のことを言います。FXでいうところのスワップポイントと同じようなものです。金利調整額が発生するCFDは参照先の原資産が株式やETF、金などのスポットなどです。
配当金調整額

権利調整額はCFDのポジションを保有中に配当金などが支払われた場合に、その配当をCFD保有者にも分配するために付与される金額のことを言います。しかし売りで保有している場合は支払わなければいけませんので注意が必要です。権利調整額が発生するCFDは参照先の原資産が株式やETFなどです。
価格調整額

価格調整額は保有するCFDの参照先が先物の場合に、先物が限月を迎えると自動的に次の先物へ参照先が移りますが、その時の古い参照先と新しい参照先に発生する評価損益の差額が付与、または差し引かれる金額のことを言います。価格調整額が発生するのは日経225先物など先物を参照しているCFDです。

ロスカットルール

CFD取引では証拠金維持率が100%を下回った場合にロスカットを行います。証拠金維持率とはポジションを保有するのに必要な証拠金と損益による有効証拠金の割合を表したもので計算式は以下の通りです。

ただしFOREX.comでは株価指数口座での取引にオプション取引が含まれているため、両方のポジションを同時保有していた場合、口座内の証拠金維持率が100%を下回った際に株価指数CFDのポジションから先にロスカットを行うルールとしていますのでご理解ください。

取引にかかるコスト

FOREX.comでのCFD取引では売買手数料や口座管理手数料はかかりませんがスプレッドが発生することは覚えておきましょう。スプレッドとは買値と売値でそれぞれ提示される価格差のことで実質的なCFDおける取引コストと言えます。n
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